恕

今、出産のため実家がえりをしている娘がいる。

如とか恕とかいう字があって、これは女性の世界を表している字で、子供を産むとか自然の造化である育てるというものが入っている。恕は許すとも読む。子供が育っていく過程にはいくつもの苦難があって、だれでも苦労して育て上げている。そして何も苦のないような笑顔をしてるのが強い女性なんですね。これだから恕はゆるすとも読むそうですね。孔子があなたの生き方は何ですかと聞かれ、忠恕なりと言ってる。

一休和尚の句に「女をば法（のり）のみくらというぞにげ釈迦も達磨もひょいひょいと出る」というのがある。どんな立派な紳士であっても子は産めない。釈迦や達磨やソクラテスやキリストみんな母から生まれてる。そして育てられている。太宗だって家康だってみんな母から生まれ育っている。それだけ女性はクリエイティブな面や造化の面からみても自然に近い。

よい子を産んで徳のある人間に育ててもらいたいものですね。