国と庶民
子母澤寛さんの勝海舟は面白い。新撰組なんかは実際の新選組の隊士から聞いて書いてるという。
勝海舟の最後のほうで江戸の庶民を守るために、西軍が攻め込んできてるとき千葉方面に食料を送って庶民を船などを使って移動させる計画。そして西郷との話し合いをする。
みたのガソリンスタンドがあった場所らしいが。
その頃の市民はどうかといえばおおらかというか、江戸が焼け野原になるっていうのに、今年の桜はどうか、上野の山に出かけようとかといった調子。
政府と庶民の関係ってどうなんでしょうね。
フーテンの寅さんの映画が今度出来上がるってことで期待してますが。寅さんの男はつらいよは今から50年前に横浜のセントラルだか、シネマだかで見て一番後ろの席で馬鹿笑いをして場内を巻き込んだ記憶がある。とにかく面白かった。
あの男はやばい場面で平気で冗談やきつい言葉を言う。これがたまらなく楽しいわけで、受ける。何か庶民派こういうもんだってな感じだ。昭和なのかな。
今なんかあんなことがあったら大騒ぎになる。神経質になった時代なんでしょうね。そして大物感がなくなってきてああいった責任とか人の好さ、騙されてもやり通す。なくなったね。
神経質でイライラして、他人のせいにして、@責任感はない。情けない世の中にしてしまったね。
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